第3章 走

毎日雪が降ると 仕事が終わり…
1人の時間が楽しくてしようがなかった。

自分のやりたいこととはいえ サービス業で技術職についた優雅には友達との休みや余暇の時間が合わず…
だんだん友達と遊ぶことがなくなっていた
ひたすら毎日仕事に明け暮れる日々…

ストレスもたまってくるだろう

そんなときに1人の時間であり 頭の中が真っ白になれる瞬間、そしていつでも自分の思い通りに遊んでくれる


車…

を 相棒としていた

さみしい…
からか?
それでもさみしいとは感じなかった。
しかし 少し人とは考え方の違う優雅には絶好の時間のように思えた♪

毎日ひたすら速く走るため…
朝になるのが早いか ガソリンがなくなるのが早いか…

ひたすら1人と一台のランデブーが毎晩のように行われていた。

何回も同じ道を走るので 同じブレーキングポイントではアイスバーンになる…タイヤ一本分横にずれて走ったり 少しの挙動も見逃さない感覚…
雪の路面やタイヤとの会話…
いろいろな情報が優雅のたくさんの仲間だった。

そんなうちに優雅は少しずつ…ミスってはまた走り…
失敗してはいろいろ試してみて
失敗したことをわざと同じようにしては克服してみたり、いい方法を考えたり

その時の優雅にはドライビングテクニックの教科書などなく ただ感覚のみで走ってる まさに果てしなく見えない先の車をひたすら追いかけて 走っていた。

知らず知らずのうちに 凄まじい勢いで 速くなっていった。本人も知らないうちに…


続く
しおり
記事一覧を見る

アジトの人気記事

  • 第1章 無
    投稿日時:2012-12-26 16:05:12
  • 第3章 走
    投稿日時:2013-02-25 03:13:08
  • 第3章 芽
    投稿日時:2013-01-17 07:05:58

おすすめトピックス

小説カテゴリーランキング

小説全般カテゴリーの人気記事ランキング

ピックアップブログ
新着おすすめブログ