H30.2.2

オーラルヘルスに寄与する抗菌性洗口液

日本歯科医師会雑誌を用いて勉強しました




口腔慢性感染症は
誤嚥性肺炎、心疾患、糖尿病などの
メタボリックシンドロームの
引き金になることが裏付けられた

高齢者を中心に口腔内急性ならびに
慢性感染症の制御が重要性が増してる。

口腔内慢性感染症の一次病巣は
二次的に他臓器で疾患を起こすことを
4000羽のウサギを用いた実験でも証明してた。

そして口腔細菌は慢性虫垂炎、
出血性疾患、盲腸、アレルギー疾患を
もたらしてしまうことを
1000匹ものイヌをつかって実証した



EBMの基盤となる臨床研究
8020運動が定着し、その成果が健康寿命に
貢献しているという評価があるものの
歯周病の罹患率は高いままであり
我が国の死亡原因の3番目になっているのは
肺炎ですが、そのうちの大部分を占める
誤嚥性肺炎の主な病原体は
複数菌種の歯周病原細菌である



口腔内慢性感染症の原因細菌と
それらが産生する物質は全身に侵入し
病原性を発揮するし
免疫応答を介して様々な全身疾患の引き金となる

口腔内の菌による全身に影響あるのは
様々あり
心内膜炎、心筋炎、血液凝固、
血栓形成、高血圧

肺炎、喘息、インフルエンザ、結核

リウマチ、関節炎、骨粗鬆症

子宮、膀胱感染症、妊娠障害

腎炎、排泄機能への関与

栄養失調、胃潰瘍、小児消耗症

眼疾患、皮膚炎

膵臓病、メタボリックシンドローム

口腔乾燥症などが加わる疾患です





抗生物質などの
抗菌薬に対する耐性菌の出現によって
毎年70万人が死亡しており
2050年には耐性菌での死者は1000万人を
越えるとして抗菌薬の乱用に警鐘を鳴らしている

口腔細菌感染症は命を奪う疾患にもなることも
少なくなく抗菌薬療法は歯科医療において
避けることができない
歯周病などの口腔慢性感染症でも
適切な使用が求められている



プロバイオティクス
健康の為にという意味に由来する
ビフィズス菌、乳酸桿菌、乳酸球菌などの
善玉菌を送り込んで代謝産物で
腸管内を酸性にし、悪玉菌の増殖を抑え
有害物質を減少させて健康増進に
役立たさる戦略


プレバイオティクス
腸管内に共生する善玉菌の選択的な
栄養源となって腸内フローラに
善玉菌を誘導して健康の増進維持に役立つ
食品を摂る戦略

善玉菌の腸内フローラを
破綻させるのは抗菌薬であることが明らかにされ
抗菌薬乱用による健康破綻がもたらされてしまう



各種抗菌性洗口液
消毒効果のある抗菌性洗口液には
ガンリスクを高めることや
腸内フローラを、撹乱させるような
副作用もない科学的裏づけをとりつつ
健康増進に寄与するという総括がなされた

口腔細菌の増加を抑える戦略は
メカニカルな清掃が基本であることは
ヒポクラテスの時代から
変わることなく行われてきた

複数の菌種がバイオフィルムとなる
デンタルプラークの足場になる歯面は
口腔内の訳25%である
歯面だけでなく
歯肉溝、舌面、頬粘膜、口蓋、咽頭粘膜には
それぞれ縄張りを持つ
口腔固有の細菌や歯周局所の
嫌気性グラム陰性菌の増加が顕著となり
免疫応答に破綻をもたらす
これらの口腔内細菌を
抗菌性洗口液使用による科学的な除菌は
さらに普及させるべきである

洗口液には
イオン性洗口液
非イオン性洗口液があり


イオン性洗口液
→バイオフィルムに付着して静菌作用
グルコン酸クロルヘキシジン(CHX)
塩化セチルピリジニウム(CPC)



非イオン性洗口液
→バイオフィルムに浸透して殺菌作用
ポピドンヨード
エッセンシャルオイル
イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
イルガサンDP300

様々な用途にあわせ洗口液を選択するのを
オススメします!


歯科治療中の血流への生菌侵入を防ぐべきであり
外科処置、スケーリング、印象採得に先立って
ポピドンヨード液による洗浄や洗口を
ガイドラインに組み込むことによって
感染リスクを低下させることができる


エッセンシャルオイル洗口液
リステリン液での洗口は
超音波スケーリング中の血流への
生菌侵入を有意に低下させる

リステリン洗口液は
streptcoccus mutansに殺菌作用を示すことが
明らかにされている

また、矯正治療中の機械的プラークコントロールが難しい場合にも
短時間に抗菌性を発揮してう蝕予防に有効である

リステリン液の使用がデンタルプラーク抑制
歯肉炎予防に有効であることは研究にて
明らかにされた

メンテナンスにおける有効性も示されている
化学的な除菌を目的とした抗菌性洗口液は
デンタルプラーク抑制や歯肉炎予防に有効でる


口臭予防に抗菌性洗口液

口臭の主な原因は
嫌気性の歯周病原細菌
Fusobacterium nucleatumなどの
産生する酪酸などの
揮発性脂肪酸と硫化物である。


Fusobacterium nucleatumの産生する
酪酸は免疫抑制作用があり
歯周病の増悪だけでなく
ガン発症リスクの可能性があるなど
一連の研究成果を発表した。

酪酸を産生する歯周病原細菌
Fusobacterium nucleatumは
食道がんに高い割合で
見つかることを発表しました


機械的清掃に加えてのエッセンシャル含有の
抗菌性洗口液はバイオフィルムへの浸透性があり
各部位の細菌に抗菌性を発揮して口臭を抑える



死因の3番目となった肺炎の多くは
唾液、歯肉溝液を主な栄養源にして
増殖する口腔内細菌が就眠中などに
下気道に流れ込むことが原因の不顕性誤嚥で、
高齢者にとって就眠前の抗菌性洗口液の使用は
簡便で大きな副作用もなく
誤嚥性肺炎予防などに効果がある可能性が高い
と言われている

なので洗口液は口腔乾燥予防や
プラーク沈着抑制以外に
誤嚥性肺炎予防にもなるとのことで
高齢者にもすごく良いと言われている


このような抗菌性洗口液について
歯科医師会雑誌を用いて勉強しました



そして、当院でも洗面所に
リステリンをおいて、
洗口できるよう用意しました!




なので、当院に来られる際
ぜひ使用してみてください!!!
そして、市販でも売られてますので
歯磨き後の洗口液、
食後の洗口などに使ってみてください



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