私は耐えるわ2

スキマ


そこには膨大な量のメールのやりとりがあったからだ。
もちろん目当ての男からのメールもかなりの量があった。

しかしここですべてをチェックしているヒマは無い。
オレはこういうこともあろうかと持参したUSBを差し込み
すべてのメールのlogをその中に納めた。
そして彼女の大学を後にし会社に戻った。

夕方になり仕事もそこそこに帰宅したオレは
早速家のパソコンで彼女のメールのlogをじっくり最初から読み込んだ


そこには彼女が大学に入ってから現在までの友人たちとの
メールのやりとりがすべて残っていた。

しかし、あの男とメールのやりとりを始めた時点から
読んでいるオレの顔は引きつり、苦悩にみちた表情に変化していった。


心臓は早鐘を打ったようにバクバクし、額から油汗が大量に噴き出し
このまま呼吸が止まってしまうのではないかと思えるほど苦しくなった。

そこにはごくふつうのカップルの出会いから現在までの
メールのやりとりが綴られていた。
しかし普通で無いのは、読んでいるのがオレだということだった。


彼からの告白、デート、キス・・・
知らない人が読めば微笑ましい内容も、オレにとっては地獄の苦しみだった。

そしてついにメールの中にラブホという単語が出てきた瞬間
オレの中で何かが壊れた。


彼女の声、表情、しぐさ、それらが頭の中に浮かんでは消え
いつしか涙がボトボトこぼれていた。


オレはパソコンの電源を切り、急いで車に飛び乗り彼女の家に向かった。



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