ニート5年目の兄が「猫を飼いたいからお金貸してくれ、必ず返す!」といきなり言ってきた

二年前にニートだった兄が働き始めたキッカケが衝撃的。

兄は頭は良く一応いい大学を出た後、名のある銀行に就職したが
たった三ヶ月で辞めてしまい、以来引き摺り状態だった。

しかしニート5年目になったある夜中に
私の部屋をドンドン叩きまくり、ドアを開けるといきなり

「(私)、今いくら金ある?頼む貸してくれ、必ず返す!あるだけ貸してくれ!」

私はアホかと思いつつ若干涙を浮かべている兄に「何に使うの?」と一応聞いた。

当時私は大学生で実家住まい、バイトもしてたので
20万位の預金、財布には2万ちょっと入っていた。

兄はいきなり「猫を飼いたい、二匹飼いたい」と言い出した。

「猫なんか飼いたい言える立場じゃないのは、わかってる、でも引き取りたい。」
と、ネットで見たラガマフィンと言う猫のブリーダーが夜逃げして
ラガマフィン仔猫が多数保護され、里親を探している書き込みを見たらしい。

「可哀想だけど…仕方ないじゃん」と言ってみたが結局兄は
朝方両親に話し父から10万を借り、私も10万出した。


兄はニートとは思えない素早さでラガマフィン仔猫を二匹引き取り、トイレ餌ボウルと砂とベッドを買い揃えて
翌々日から警備会社の研修を受け、そこで夜勤日勤問わずに猛然と働き出した。

仕事中は母に頼んで猫を見ていて貰いその月から食費との猫代を7万家に入れ 
翌月には私と父にお金を返した。

そして先月、兄はその警備会社の社員になった。
「猫達が病気したら病院代がかかる」と今でも夜勤も日勤もやっている。

父から怒鳴られ、母から泣かれて親戚には笑われて
それでも働かなかった兄がペット飼いたさに働き始めた事も衝撃だったけど、
人生は一晩で変わる事もある(しかも部屋から出なくても)と言うのが、
現実にあり身近に見た事が一番衝撃的だった。

働く兄とは反対に、二匹の猫は今日もお昼寝している。
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