「福祉のこころ」の再定義

福祉のこころで行く。そのような表現が昭和のころからあります。浅学で、大正期の文書資料を調べていないので何とも言えませんが、1946年の憲法GHQ草案以来、社会福祉法の成立した1951年までのあいだに「福祉」の呼称が喧伝され始めたのでしょうから、そのあとからでしょう。

終戦直後からの厚生省による救済事業のなかで、「福祉」はそれが適用される人々のあいだでも広まったことでしょう。

コロナウイルスへの対応から新たな運動が起こって、ついには所得の均等、という謳い文句を市民のあいだに流行させています。しかし、これは、一過性の性質と恒久的の性質との両方を持つものですから、充分に注意して、取り扱わなくてはならないでしょう。

ここで、「福祉のこころ」の内容は再定義されるのでしょうか。

それから、もう一つ、「福祉的入院」なる用法です。これは「社会的入院」とも呼ばれていて、本来なら通常の入院要件には合致しない患者の救済を図る措置です。この意味でのオールマイティーキー状の「福祉的」がどこまで通用するのか。

ひいては、この検討は、資本の再分配まで話が及ぶと思います。
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