17章 思わぬ光景

17章 思わぬ光景



 だが現実は2回目のライブでその厳しさを突き付けた。





ぴったり1ヶ月後、同じ新宿のライブハウスで2回目のライブ





気合い十分でステージに立つと、思わぬ光景が僕の目の前に広がっていた。





ガラガラのライブハウス・・・





200人程いたお客さんは半分以下に減っていた。




いや、3分の1程に減っていた。



ショックだった



動揺を隠せなかった




ガラガラのライブハウスの温度は低く、アクアリウムスターズの現実を迎えた。





あの手応えは幻か?





俺は駄目なのか?




このバンドがカッコいいと思う自分の感覚がおかしいのか?




と、揺らぎないはずの自信すら指一本でガラガラと崩れ落ちそうだった。






だがそのガタガタの自信を辛うじて繋ぎ止めたモノは、お客さん一人一人の声だった。





ライブが終わった後に





「感動しました!」






「かっこよかったです!」




と、声をかけて貰えると、折れそうな心の支えになった。





そして、メンバーの存在





弱気になりかけてる僕に、

「雄飛が書く曲は最高だよ!」

「このバンド絶対売れるよ!」



「武道館パンパンにしよーぜ!」




と励ましてくれ、まだまだこれからだと奮い起った。


約半年間、アクアリウムスターズはライブハウスでライブを行った。



だが特に何かを掴む訳でもなく、ファンが増えるでもなく


動かない状態


が続き、


バンドの向上するライブパフォーマンスとは裏腹に不安や焦りは募った。


しおり
記事一覧を見る

yuhiの人気記事

  • 19章−1 2度目のデビュー
    投稿日時:2012-06-20 14:17:03
  • 2章-1 野球部時代
    投稿日時:2012-05-19 03:53:23
  • 1章 ジュノンスーパーボーイコンテスト
    投稿日時:2012-05-19 03:47:49

おすすめトピックス

カテゴリーランキング

タレントカテゴリーの人気記事ランキング

ピックアップブログ
新着おすすめブログ