2章-2 野球部時代

高校2年 9月・・・
よく晴れた朝。
この日、僕は野球部をやめる事を決意していた。

「寮脱走計画」

僕の心は落ち着かない・・・
ソワソワしながら朝練へ向かう準備をしていた。
ただ、いつもと違うのは
練習用具入れの中には泥にまみれた涙っぽい青春の匂いがする
グローブやスパイクではなく、

当時流行していた
ヒステリックグラマーの服や、
ハルタのローファー、
安っぽいアクセサリーなど、
当時流行っていたチャラチャラした衣装をカバンに放り込んだ。

予定通り、朝練を上手くサボリ、1限目に出席する。

1限目は、オーラルコミュニケーションの授業だった。
その最中に僕は行動を起こす。
「先生、トイレに行ってきます。」
と席を立った。

服やら靴やらが詰め込まれ、パンパンになった大きなカバンを肩にかけた。

静寂の教室を出てトイレを素通りし、
学生服に包まれた足を土色に染まった運動靴に滑り込ませた。

裏切りグッズでパンパンになったカバンが重くて、
引きずるように走りだした。
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