「めんどくさい」という気持ちの正体

カルチャー
マイナビウーマン
2019/12/03 11:10

何かをする時に「あー、めんどくさい」が口癖になっていませんか?

一度「めんどくさい」と思ってしまうと加速度的にやる気がなくなってきてしまいますよね。

「めんどくさい」とすぐに思う癖をどうにかしたいと思われている方も多いと思います。今回は「めんどくさい」という気持ちを分析し、すぐにそう思ってしまう心への対処まで考えてみたいと思います。

■「めんどくさい」とは

「面倒」という言葉の意味は非常にわずらわしいという意味で、「くさい」は協調を示す言葉です。

したがって、めんどくさいという心理は「何かをする時にわずらわしく感じる状態」つまり後ろ向きな心の動きだといえます。

◇「めんどくさい」と感じる時とは

「めんどくさい」と人が感じてしまう時とはどんな時なのでしょうか。

☆(1)楽しさを見いだせない時

それをしても楽しさがないとわかっているものをする時感じます。

プライベートの遊びなど、一般的に楽しいと思われるものであっても本人が楽しさを見いだせないものはめんどくさいと感じます。

☆(2)苦手なものをやる前

誰にでも得意なことと不得意なことがあります。苦手なものを目の前にすると、めんどくさいという感情がわきます。

たとえば掃除が得意な人は「掃除して」と言われてもめんどくさく感じませんが、苦手な人はめんどくさいと感じるのです。

☆(3)やり方がわからない時

やり方がわからないものをやる前というのは誰でもめんどくさいという感情がわきます。それを頑張って取り組むのかやめるのかは個々のモチベーション次第です。

☆(4)長い時間がかかる時

ゴールまでが非常に遠く感じられる場合もめんどくさいと感じます。

「短期で取れる資格○○」や「○○免許短期取得コース」といった宣伝文句があるのも、この「めんどくさい」という心理的ハードルをさげるためです。

◇人間が「めんどくさい」と思う心理

めんどくさいと感じる時、人間の心理は次のような状態にあります。

☆(1)義務感を覚えている

「○○しなくてはならない」という義務感が生じると、同時にめんどくさいという感情がわきます。

たとえば「5時起床」でもそれが義務でなければめんどくさいと思いませんが、義務になるとその途端に億劫で面倒なことに感じられます。

☆(2)強制を感じている

「○○すべき」という強制された外圧を感じると、めんどくさいという感情が起きやすくなります。

外圧を感じるということは、本音は本人がそれをしたくないからです。

☆(3)疲れている

心や身体が疲れている時はめんどくさいと感じやすくなります。

いつもはめんどくさいと感じないことでも最近はめんどくさいと思ってしまう、といった場合は心身に疲れがたまっている可能性があります。

■「めんどくさい」が口癖の人の心理と直す方法

ここからは「めんどくさい」が口癖の人の主な心理状態と、この口癖を修正する方法について解説していきたいと思います。

◇「めんどくさい」が口癖の人の心理

めんどくさいという感情は誰もが抱くものだと思いますが、それを口に出す癖のある人がいます。

「めんどくさい」が口癖の人の心理とはどんなものなのでしょうか。

☆(1)逃避

「めんどくさい」と言ってみたらそのことから逃れられたという経験を繰り返すと、それが成功体験となってしまいます。

めんどくさいと言えばやらなくてすむという認知が癖になってしまったのです。逃避手段のひとつです。

☆(2)モチベーションを引き出す

「めんどくさい」という後ろ向きな感情を否定せずに、いったん口に出して自分で受け止めることによって「でもやるか!!」」という反発力を引き出すために使っていることもあります。

☆(3)効率を求める欲求

めんどくさい、で終わらずに「めんどくさいからこうしてみよう」まで考えて実行できれば効率化や簡略化につながります。

めんどくさいと感じる心は、より質の高い生活を求める欲望の表れである場合もあります。

☆(4)本当に嫌なものを避けるための言い訳

嫌いなものを避けるための言い訳として、その前段階にめんどくささを感じる場合もあります。

たとえば食事会に誘われた時「電車に1時間も乗るのはめんどくさい」と思ったとします。そこで「車に乗せていってあげる」と言われてもめんどくさい気持ちが解消されないとしたら、その場合本当に嫌なのは食事会だということです。

◇「めんどくさい」の口癖を直す方法

さて、そんな「めんどくさい」と言ってしまう癖を直すにはどうしたらいいのでしょうか。

☆(1)指摘してもらう

家族やパートナーなど同居している人がいる方は、直したい旨を伝えて協力してもらいましょう。

めんどくさがる癖は本人も無意識にしてしまうことも多いです。指摘によってまず「気付く」ことが大切です。

☆(2)手順を明確化する

どこから手をつけるかわからないとめんどくさいという気持ちが強くなるので、手順を明確化しましょう。

たとえばトイレ掃除であれば、1.トイレの中のものをすべて出す、2.便器を磨く、3.クリーナーで床をふく、など手順を決めてしまうのです。

☆(3)心身の調子を整える

自分の心と身体に常に気を配り無茶な生活をしないように心がけましょう。心身が疲れると、いつもならめんどくさいと思わないこともめんどくさいと思うようになります。

■「めんどくさい」は脳のせい? 対処法とは

では最後に「めんどくさい」と感じた時の簡易対処法をご紹介します。

◇(1)伸びやストレッチをする

脳に酸素が十分にいきわたっていないと気力がわきません。

伸びやストレッチで身体の血流をよくすると脳に酸素がいきわたるので、やる気がわいてきます。

◇(2)寝る

睡眠不足は記憶や気力に非常に影響します。めんどくさいと思うことが増えたと感じる方は睡眠を点検しましょう。

睡眠時間を確保するよりも、熟睡できる時間(睡眠の質)を意識することが大切です。

◇(3)報酬

自分に報酬を用意しましょう。ご褒美があると取り組みへのモチベーションがアップします。

「めんどくさい」と感じることが増えたら要注意

人間は基本的にめんどくさがりです。だからこそ、それに少しずつでも取り組むことで生活の質は向上します。

ただし、以前の自分と比べてあきらかにめんどくさいと感じることが増えている場合は疲れがたまっているサインの可能性もあります。

この機会にご自分の中の「めんどくさい」に向き合ってみてもいいかもしれませんね。

(小日向るり子)

※画像はイメージです

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