「自我が強い人」の特徴

ビューティー
マイナビウーマン
2019/09/05 07:10

自我が強いとはどういう意味なのでしょうか。

まわりから「あなたは自我が強いよね」と言われて困惑した人もいるのではないでしょうか。一般的にはわがままなイメージがあるかもしれませんが、自我が強いことは一概に悪いことではありません。

今回は、自我が強い人の特徴や性格の要因について考え、それをいい方向に活かすためのコツを解説します。

■自我とは「これが私」という認識

自我とは、自分と他人を分ける意識であり、「これが私だ」という認識のことをいいます。

このことから「自我が強い」は、自分は自分だと明確に認識できていて、自分の考えや信念がしっかりしているさまを表します。

一般的には、わがままで自己中心的なイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそういうわけではありません。「あの人は自我が強いよね」と言うときは、その人の意志がとても強く感じられるときに使います。やりたいことがあって、好きなものも明確です。

自分の人生を主体的に生きることができるというメリットを持つ一方で、主張しすぎてしまうとまわりの人とぶつかり、理解されなくなってしまうデメリットもあります。

自我が強い人の特徴

では、自我が強いとされる人にはどんな共通点があるのでしょうか。

◇(1)わかりやすい性格

自分の意見を明確に持っており、物怖じせずに「私はこう思う」と主張することができます。

将来のことを含めて自分がどう生きていきたいかを、普段からよく考えているのです。

自分の気持ちをストレートに答えることが多いため、わかりやすい性格をしているともいえるでしょう。つまり「裏表がない人」でもあります。

◇(2)自分の意見は曲げない

自分という存在がいつも真ん中にあるので、人の意見は聞きますが、自分の意思決定にあまり影響を及ぼしません。

人から「違うやり方でやろうよ」と言われても、「それでも私はこう思うから」とあくまでも自分の信念を貫こうとします。

◇(3)否定的な物言いに弱い

自分の意見ははっきり主張しますが、「それは違うと思うよ」とか「君はまちがっている」とストレートに言われると、実は傷ついてしまいます。

自分の意見を正しいと思って大切にしているからこそ、それを否定されることは受け入れがたいようです。

◇(4)弱みを見せない

まわりからは、自己主張が強いからメンタルもタフで悩むことなんてないだろうと思われがちですが、実際は人知れず傷ついたり落ち込んだりしています。

でも、自我が強いタイプは、そういう弱い部分を他人に見せない傾向があります。

◇(5)自分でやらなきゃ気が済まない

「このやり方ではうまくいかないだろう」と思ってまわりが「やめたほうがいいよ、違うやり方にしたら」と善意でアドバイスをしても聞き入れないタイプがほとんど。

「やってみたらうまくいくかもしれない」という希望があるときは、自分でやってみないと気が済まないところがあります。もしそれで失敗したとしても、誰かを責めることはありません。自分の意志でやってみてうまくいかなかったら、そこで初めて納得します。

■自我が強い性格になる要因

こうした自我が強い性格は、どんな環境や考え方が要因として関係するのでしょうか。

◇(1)「自己主張=良いこと」という考え方

自我が強い人は、自己主張をすべきだと思っていることが多いです。

自分の人生を生きていきたいという揺るぎない気持ちがあり、そのためにも自分を主張すべきだ、自分を出すことは良いことだと思っています。

私たちは誰もが他人から認められたいという承認欲求を持っているもの。

しかし、成長過程において親やまわりの人たちから十分に承認されてこずに欲求が満たされなかったり、否定されて傷ついた経験があったりすると、つい「私が、私が」と主張してしまうようになる傾向があります。

また、親に甘えることができないような環境だった場合も、弱さを見せることが苦手になる分だけ強くなろうとして、自我が強く出ることもあります。

◇(2)想像力の欠如

自我の強さが悪いほうに出てしまうケースは、他人の置かれた状況に想像が及ばないことが大きな要因です。

自分以外にもいろいろな考え方をする人がいるという事実や、自分が自己主張をしたときにまわりの人がどう思うのかといった他人の心理について想像力が足りていないと、自分の考えばかりが強くなってしまいます。

背景としては、親が過保護だったり、まわりにいた人たちが優しくて受け入れてくれるようなタイプだったりした場合、それに甘えて、他人の気持ちまで考えずとも今までやってこれてしまったというケースが考えられるでしょう。

◇(3)元々好き嫌いがはっきりしている

好き嫌いがはっきりしていて、あいまいでぼんやりした状態に身を置くことが嫌いだと思っていると自我は強くなります。

物ごとに白黒つけると気持ちよく感じるため、まわりの人との妥協点を見つけたり、状況に応じて融通を利かせたりするのが苦手なのです。

■自我が強い性格をプラスに変えるには?

長所にも短所にもなる「自我の強さ」。これをよりポジティブな方向へ育てるにはどうしたらよいのでしょうか。

最後に、自我の強さをプラスに変えるコツについて解説をします。

◇(1)反対意見を「否定」として受け取らない

自我が強い人は、自分の意見を相手に受け入れてもらえないと、「自分が間違っているの?」「否定された」などと解釈して、感情的に反応してしまいます。

みんなが同じ意見であることはそもそも難しいもの。反対意見を言われたとしても、それは自分と違う意見なだけであって、別に否定されたわけではないことをしっかり認識しましょう。

◇(2)「なぜ相手はそう思うのか?」に興味を持つ

自分の意見をはっきり持つことは良いことなので、自分の意見を大切に思うように、相手の意見も尊重してみてください。

自分と考えが違えば理解できないこともあるかもしれません。しかし、「どうしてこの人はそう思うんだろう?」と相手の背景に興味を持ってみましょう。その人の置かれた立場や気持ちなど、気づくことがあると思います。

◇(3)意見を何パターンか想定する

「これ!」というひとつの意見や方法だけではなく、いろいろな状況を想定して、何パターンか案を考える癖をつけてみましょう。

いくつかの案を考えるようにすると、自分にとってゆずりたくない本当に大切なものと、そこまでこだわらなくていいものに分けて考えられるようになります。そして、融通が利きやすくなります。

◇(4)いろいろな立場を経験する

たとえば部下の立場にいるときと上司の立場になったとき、子どもの立場のときと親の立場のときなど、私たちは自分が置かれたポジションによって、見える景色がまったく変わってくるものです。

いろいろな立場を経験したり、自分とポジションの違う人と話したりする機会を持つことで視野が広がり、相手に対する想像力が養われます。

◇(5)自分の影響力に気づく

自我の強い人は、意志が強くブレないので集団の中にいても目立ちます。

物怖じせずに堂々としているのもあって、まわりの人に対する影響力はかなりあります。自分では普通だと思うかもしれませんが、思っている以上に自分の振る舞いには影響力があるということを再認識してみるといいですね。

後輩やお世話になった人たちなどに、「自分のどんな姿を見せていきたいか?」を意識してみると、自我の強さが良い方向で発揮されるようになります。

想像力で「自我の強さ」をリーダーシップに活かそう

自我が強い人は、自分の意志や信念を大切にして主体的に人生を生きています。

ただし、まわりに対して自分の意見を主張しすぎてしまうと、反発を受けたり関係性がうまくいかなくなったりしてしまうことも。

そこで、他人の置かれた立場や状況に興味を持ち、いろいろな価値観や見方があることを知っていきましょう。他人に対する想像力を身につけていければ、自我の強さがいつしかリーダーシップに変わるなど、良い方向で発揮されるようになるはずです。

(高見綾)

※画像はイメージです

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