「文句ばかり言う同僚」への3つの接し方

ライフ
マイナビウーマン
2019/06/13 07:10

口ばかりの上司、動かない部下……など、職場のストレスの種は多くあります。

そんな中で、同僚と「もうやだー」と軽い愚痴を言い合うのはちょうどいいストレス発散です。

しかし、ちょっとした愚痴を言って気分転換! とはならず、ずっと不平不満を言い続ける人が職場にいたら……?

考えるだけで「うっ」となるシチュエーションです。

今回は、職場にいると周囲がつらくなっていく「不平不満が多い人」への対処法を考えていきましょう。

■あなたの職場にいるかも!? 「不平不満が多い人」の特徴

「不平不満が多い人」とは、ひと言で言ってしまえば「自己解決能力が低い人」です。

不満やストレスに対して、他人に依存して「自分以外の誰かに吐き出す」ということ以外に、根本解決のために自ら行動しないのです。

このように文句ばかり言っている人の特徴を見てみましょう。

◇(1)自分の常識が世界の常識だと思っている

不満が多い人は、自分とちがう考え方や感性を持った人を認められないという特徴があります。

人の常識は、バックグラウンドによってちがいます。

しかし、多様性という感覚がないため「Aと言ったらA’のはずなのに、なんでBなの!?」と、自分の感覚・感性が絶対だと思い込んで歩み寄ることをしないため、不平不満が爆発します。

◇(2)プライドが高く、他人を見下している

自分自身は常に正しくて、まわりがまちがっているという考え方をする点が特徴です。

自分が正しいと疑わず、周囲の人間より自分が優れていると思っており、自分の思うように動かない人間を「そんなこともできない人たち」と見下しています。

そのため、周囲に対する不平不満があふれてしまうのです。

◇(3)人のアドバイスを素直に聞かない

不平不満が多い人は、周囲の人に愚痴を吐き出した結果、アドバイスをもらったとしても実行しません。

「でも」「だって」「私がやる話なの?」など、何かにつけてやらない理由を語り、自分の正当性を主張します。

すべてを素直に聞くことがいいわけではないですが、自分が正しいことを疑わず、周囲のアドバイスを聞けないという点は非常にマイナスです。

■どうして愚痴ばかりなの? 不平不満が多い人の心理

特徴からも顕著なように、不平不満が多い人は「認められたい気持ちは人一倍強いが、満たされていない」かつ「自己中心的で、多様性に対する理解が欠如している」人だといえます。

なぜそんな状態になるのか、彼らの心理を見ていきましょう。

◇(1)負けず嫌いで、自分が一番になりたい

「周囲の人間に勝ちたい」という気持ちが強いのに満たされない人は、不平不満が多くなります。

競争意識が強く、集団の中で一番になりたいと思うため、マウンティングをして自分が優れていることを誇示しようとしているのです。

◇(2)他人との比較で自分の立ち位置を評価している

「不平不満」とは周囲の人間や環境、待遇といった他者との比較によって生まれることがほとんどです。

自分自身が満足しているかどうかという観点ではなく、他人と比較して優劣や上下を決めてしまう心理があるため、常に不満を抱えています。

◇(3)「わかってもらいたい」という気持ち

自分ががんばっているのに報われないと思うと、人はモチベーションが保てなくなります。

不平不満が多い人は「自分の苦労やがんばりを周囲がケアしてくれていない」と思っているもの。

「もっとわかってほしい」「労わってほしい」という気持ちから、自分の大変な状況を周囲に話してしまうのです。

■不平不満の多い人がいると、職場でこんな悪影響が出る!

不平不満ばかりを言う人が自分の横にいるだけで気分が沈みますが、実際どのような悪影響が出るのでしょうか?

◇(1)職場の雰囲気が悪くなる

不平不満ばかりの職場は、当然雰囲気は悪くなります。

そんな同僚の愚痴を対面で聞かなければならない場合はもちろん、ネガティブな話題はすぐ周囲にも伝わるものです。

自分たちの職場についてのマイナス評価を聞いて気持ちがよくなる人は少数派なため、職場全体の雰囲気が悪くなります。

◇(2)仕事の負担が増える

不平不満が多い人と、そうでない人がいたら、どちらにお仕事を頼みますか?

私は後者に頼みます。

誰だって、「近寄りがたい人」よりも「頼みやすい人」に仕事をお願いしがちです。

しかし、「ちょっとしたお願いごと」も、積もり積もれば立派な業務になります。

本来は均一になる負担が、文句なく取り組んでくれる人に集中してしまうのは不公平です。

ただでさえ気を使うのに、愚痴が多い人の分までこちらの仕事が増えるなんてたまったものではありません。

◇(3)離職者が増えてしまう可能性がある

仕事をするうえで職場の人間関係による満足度は、非常に大きいものです。

たとえ、仕事や上司には大きな不満がなくても、不平不満が多い同僚がいることで職場環境が悪くなりストレスがたまると、異動や転職といった「離職」の引き金にもなりかねません。

■不満の多い人とどう接する? 職場で文句ばかり言う人への対処法

他人は簡単には変えられないもの。

文句の多い人が異動したり、自発的に辞めたり、改心したりしないと状況はなかなか変わりません。

仕事上、どうしても不平不満が多い厄介な人と関わる必要がある場合、どのように付き合えばいいのでしょうか?

◇(1)自分の話をかぶせ続ける

人は自分の話をしたい生き物です。

不平不満を言う人は、さまざまな心理から「とにかく私の話を聞いて!」というジャイアン・リサイタル状態になっています。

そのため、その口をふさぐべく「実はさー、私もすごく話したいことがあって!」ととにかく自分の話をしてしまいましょう。

「今日は本当に聞いてほしくて! どうしても話させてほしいの!」と強引に自分の話に持っていくのです。

相手が割り込んできても「そうだよね。でも今日は話したい」と主導権を絶対に渡さないのがポイント。

これによって「普段、不平不満をずっと聞かされるつらさ」を相手にもわかってもらえて一石二鳥!

特に自分が話したいタイプの人は人の話を聞くのが苦手なため、「話を聞いてくれない人だ」と思われれば、今後、文句の壁打ち相手に選ばれにくくなります。

◇(2)とにかく褒める

「●●さんは優秀だから、細かいところに気がつくんだね!」「私は全然気にならなかったから、新しい視点で勉強になる!」と、とにかく褒める、褒める、褒める!

共感やケアといった、話を聞くという姿勢をそぎ落とし、ただただ「褒める」マシーンになったつもりで、満点の笑顔で「すごい!」「それで!」「新しい!」を連発するのです。

不平不満を言う人は、自分の話に付き合ってくれる人を欲しています。

純度100%でただ褒めちぎられるのは、不満の壁打ち相手として不適当です。

「爽やかなうざキャラ」を目指して、相手から離れて行ってもらいましょう。

◇(3)「へー、そうなんだ〜!」としか言わない

心を無にして、「そうなんだ」botになる方法です。

愚痴ばかりを言う人に「それで?」「じゃあどうするの?」「嫌なら辞めれば?」と正論を叩きつけると、距離は取れること間違いなしですが、角しか立ちません。

(2)のとにかく褒めると似ていますが、「へー、そうなんだ」とだけ繰り返す省エネ戦法がこちらです。

自分の話を気持ちよくさせてくれない相手に興味はないので、「つまらない人間だ」と言われる可能性はありますが、やり過ごしましょう。

■逃げるのは悪ではない。不平不満を受け止めるのはコストがかかる!

「不平不満ばかりを言われるのはつらく、共感して受け止めてあげられない私は冷たい人間なのか?」という相談は多いです。

愚痴をすべて聞いてあげられないからといって、自分のことを責める必要はありません。

なぜカウンセリングという専門職があるのかというと、自分自身は影響を受けずに人の感情を受け止めるということは、訓練が必要なくらい困難なことだからです。

「人の話を聞き、否定せずに受け止める」というのは非常にスキルが必要かつ、体力・気力が奪われるものなのです。

日本ではカウンセリングがまだ一般的ではないことや、「人の時間を奪う」という感覚が希薄な人が多いのが現状。

他人の愚痴を受け止め続けるのは困難なことなので、本来は即逃げるのが理想ですが、職場ではそういうわけにいかない場合も。

「受け止める必要はない」ということを心に刻み、やり過ごす技を磨きましょう。

(ぱぴこ)

※画像はイメージです

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