ハームキヤ(20)




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花巻市内の宮沢賢治関係箇所




 宮沢賢治は詩や童話の中で、花巻を「ハーナムキヤ」「ハームキヤ」「ハームキャ」「ヒームキヤ」などと呼んでいました。









『黒ぶどう』の屋敷








菊池捍
(まもる)邸 里川口バス停前
建物正面(上)と側面(下)
正面中央の出っ張りが「本玄関」
下の矢印が「脇玄関」




菊池捍邸 
里川口バス停前
手前の出っ張りが本玄関。
2階に白い手すりの
「バルコン」が見えます。



 ↑この建物は、賢治童話『黒ぶどう』に登場する貴族屋敷のモデルと言われているもので、安野橋からバス通りを来て朝日橋で北上川を渡り、花巻市街地に入ったところにあります。隣りは、賢治がよく参禅していた「長久寺」です。(【地図】⇒:ハームキヤ(18))


∇ 参考記事(長久寺)⇒:ハームキヤ(6)



 外側は、洋館を模した木造で、中は畳を敷いた日本家屋、「本玄関」「脇玄関」の二つの玄関があるのは、武家屋敷の間取りに倣っているのだそうです。↓下で引用したように、『黒ぶどう』には、「赤狐」と「仔牛」が「わき玄関」から屋敷に入ったと書いてあるので、この建物がモデルだと言われています。

 たしかに、『黒ぶどう』には、建物と周囲の細部が具体的に詳しく書かれており、この童話は建物自体に対する強い関心から書かれているように思われます。しかし、ヒイラギの植え込み、二階へ上がる・真鍮の手すりの付いた梯子段、花もようの絨毯、丸テーブル、二階の窓から出られる「バルコン」などの細部もあるので、ギトンはまだちょっと、このモデル説は断定できない気がしています。

 童話に登場する「黒ぶどう」「赤狐」「仔牛」「ベチュラ公爵」「ヘルバ伯爵」などについても、この邸の所有者(当時)であった菊池捍氏の周辺人物を暗示する寓意として説明する議論が、最近さかんになっています:


 【参考】⇒:『黒ぶだう』と旧菊池捍邸

 【参考】⇒:『黒ぶだう』をめぐる人間模様






∇ つぎの記事⇒:ハームキヤ(21)

∇ ひとつ前の記事⇒:ハームキヤ(19)

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