ぼくはだれ?その2

あんたまたそんなことを言っているの?
お母さんは呆れた顔で僕を見てきました。
どうしたの?
2階にいたお兄ちゃんが声を聞いて降りてきた。
お兄ちゃんは小学3年生に通っている。
アキラ兄ちゃん。
僕はお兄ちゃんを見た。
ダイチったらまた幼稚園の話をしているの。
そう言いながら母は押入れをゴソゴソとあさり始めた。
はい。どう?
そう言って卒園式で幼稚園からもらった寄せ書きを僕に渡してきた。
そこには僕の名前と身長105cm、15kgと先生たちのメッセージ、○○ようちんと書かれていた。
僕はここの幼稚園に通ってたのか。
そうつぶやいた。
納得した?
そう聞くお母さんに
友達は?ケンタ君とタカヒロ君は僕の幼稚園のことは知らないみたいだし。他にはないの?
しつこく聞く僕に
もう!だったらほら!
怒りながらもう一冊のアルバムを取り出した。
この子が仲良かったテツヤ君。でも小学校に上がる時に他の小学校に行っちゃったんだよ。
そう説明された。
んー・・・。
そううなる僕にお母さんは
先に冷めるからお風呂に入っちゃって。
と言った。

僕とお兄ちゃんは一緒にお風呂に入りました。
お兄ちゃんは僕が幼稚園に行ってた時のこと覚えてる?
そう聞くと
うん。お前は俺が掛け算の九九を覚えているのを聞いてた。時々幼稚園でも言ってたみたいで有名だった。
と教えてくれました。
だからか。
そう思った。
僕が勉強ができるのは天才なんかじゃなくてお兄ちゃんの影響があるからなのかとわかった。
少しだけどなんとなく僕がどういう人だったのかがわかった気がした。
そういえば明日俺の友達と公園で遊ぶけど来る?
納得している僕にお兄ちゃんが聞いて来た。
うん!行く!
僕は笑顔で答えた。

お風呂から出て夕食を食べた。
その後は兄弟薬も飲んだ。
僕たち兄弟は昔から病気がちだったようで薬を定期的に飲んでいる。
この薬を飲むといつも眠くなる。
夜の8時に僕たちは眠った。

翌日は朝10時からお兄ちゃんの友達と公園で遊びました。
お兄ちゃんの友達はとても元気いっぱいでした。
一緒にサッカーをしたり、鉄棒をしたりしました。
もうすぐお昼だったので最後に大好きなジャングルジムに上ることにしました。
一番上までたどり着くとなんという気持ちが良い景色でしょうか。
なんだか大きくなった気分です。
お昼のチャイムが鳴りました。
お兄ちゃんが
ダイチ!帰るぞ!
と言ったので僕はジャングルジムから降りようとしました。
その時でした。
僕は足を滑らせてしまってジャングルジムから落ちてしまいました。
駆け寄ってくるお兄ちゃんと友達。
その声が遠くなっていきます。
僕は気を失ったのでした。
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